第1067号 「経営のプロ」コンサルの倒産が過去最多

第1067号 「経営のプロ」コンサルの倒産が過去最多

2024年の「経営コンサルタント業」の倒産が154件(前年比7.6%増)に達したといいます。集計開始以降で年間最多だった2023年の143件を上回り、過去最多を更新しています。ソース

記事では、「経営のプロ」とみられるコンサルタントも、顧客のニーズが高度化しているなかで専門性が求められる時代に入り、経営環境の変化に対応するのは難しいようだと解説されています。しかし、同業者をみていると、本当に経営のことがわかっているのかと疑問をもつ輩が大変多いことにいつも心を痛めております。

コンサルタントは経営のプロではない

コンサル業がつぶれていく背景は中小企業の倒産が激増しているからにほかなりません。クライアントである中小企業が倒産を回避し、持続可能性を高めていくような助言や提言をして経営者や経営幹部に一念発起をさせていくことが我々のミッションであると当方では認識しています。この先も生産年齢人口は何十年も減り続け、企業の倒産数は増え続けていくでしょう。右肩下がりになった時代に、従来の右肩上がりを前提にした経営手法しか示せなければ、中小企業を救えるはずもなく倒産していく企業と共にそのコンサルも討ち死にしていくのです。

選ばれる経営を指南しているコンサルが本物

右肩下がりの環境でも持続可能性を高め続けていくことができる経営は、減り続けていく消費者(顧客)と労働者(働き手)に選ばれ続けていくことをその会社、組織で実現できるかが鍵です。

人口が減り続けても、人がそこにいる限り、幸せを追求するのは自然で道理です。ですから、その会社の商品、サービス、あるいはその社員に触れていると幸せが満たされると感じると人は確実に間違いなく、その会社を選択してくれます。そして持続していけるのです。それを実践していく経営手法として、当方では15年前に「幸せ軸の人本経営」を提唱し、どんな会社でも実現できるように実務を完成させてきました。170社を超える指導先は極めて健全健康に事業を営んでいます。

いわゆる“経営コンサル”とはまったく違う

そのうちの1社である大阪のヒグチ鋼管株式会社の樋口浩邦社長はこう語られています。「他に経営に関して指導を仰ぎたい人は出てきていません。当社は、コンサル料を目的に近づいてくる経営コンサルタントとは接点がないし、そこにアンテナを張っていません。「人本経営実践講座」の受講や「いい会社視察ツアー」への参加で、確実に社員が成長しています。」

後継者の安田風専務取締役も「定期的に人本経営の最新情報を発信してくださるので、学びが多いです。なぜ人本経営が正しいかを多様な側面から根拠立て、かつ熱意を持って証明してくださるので、私たちも熱くなります。企業、社会をもっと良くしたいという志を感じます。」とコメントを寄せてくれています。

「人を大切にする経営」を指南できる士業でないとこれからは仕事にならなくなる

師である人を大切にする経営学会会長の坂本光司先生は、10年前から上記のことを告げ、われわれコンサルに檄を飛ばされていました。師のもとで精進させていただき今に至りました。

最初のうちは経営者に人本経営の重要性を説いても、説いても聴く耳をもってくれませんでした。しかし、確信をもって道を進むこと3年で初めて人本経営の指導をさせていただく機会に恵まれました。それがヘッズさんだったのです。この初仕事が大成功し同社は業績軸から幸せ軸へ、見事に変革を遂げ、現在、永続の道をひた走られています。それから同社のようになりたいと新たな顧客は増え続け、178社に人本経営の伝道を直接したその結果から、この経営の確かさを心底実感しています。

経営者、経営幹部の方はもとより、士業、コンサルの方に人本経営を知り学び実践してほしいと念じております。同志が増えることが世のため人のためになると信じて疑わないからです。門戸は同業にも広く開放しています。これは宣伝ではありません。人本経営実践講座人本経営の始め方セミナー志伝塾など幸せ軸の人本経営にぜひ触れて価値ある仕事を実践してほしいのです。

このコンテンツの著作権は、株式会社シェアードバリュー・コーポレーション(以下SVC)に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、SVCの許諾が必要です。SVCの許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。


サービス一覧

講座日程一覧

お問い合わせ