第1049号 地域の青年企業家の皆さんへお伝えしたいこと

第1049号 地域の青年企業家の皆さんへお伝えしたいこと

この夏、中小企業団体中央会や商工会議所から依頼があり、「人本経営」をテーマにした講演会が立て続きました。いずれも青年部会が中心になって実現しました。

40歳代までの若年層の経営者や次世代後継者の皆さんは、幸せ軸の人本経営の重要性、必要性をその上の世代の経営層より真剣に我が事として受け止めてくださっていると実感をいたしました。

ぜひ多くの地域で、さらに人本経営を若い経営者の皆さんにお伝えしたいという衝動に駆られています。次代をつくる有望な青年企業家の皆さんに、しっかりと幸せ軸の経営のあり方、そしてその有効な実践法としての人本経営の実務を手ほどきが出来ればと本気で考えております。

ちなみに、講演会は以下のような内容で組み立てています。

学びのポイント

・業績軸と幸せ軸の経営の違いを明確に理解する

・人本経営の指導先の事例に学び、実践していくイメージを共有する

・具体的に何をしていけばよいか、実務面の理解を促進させる

まず冒頭で本日、腹落ちしていただきたい点として上記を強調させていただいています。

講演要旨

  • 人本経営に舵を切っているクライアント先の現状紹介

講演の1部は、この15年間で当方が人本経営を直接指導してきた企業176社がコロナ禍にどう立ち向かい行動してきたかということについてお伝えしています。共通項としては、艱難に際して、経営者が社員の長として振る舞い、鼓舞して、先頭に立って乗り切っていった姿です。労使関係ではなく同志関係が人本経営によって社内で形成されていることでピンチをチャンスに変える原動力になり、Ⅴ字回復をしていった事実をお伝えしています。

  • 2024年企業社会の現在地

続いて 、具体的なデータを示して現時点でのわが国の企業社会の実態を改めて考えていただきます。

赤字企業が倍増していること、その結果、企業数は最盛期の60%に減じていること、その理由は生産年齢人口の激減にあること、そしてその流れは真っ只中で少なくとも今後20年間は変わらないこと、「経営のプロ」コンサル会社の倒産が過去最多ペースとなっており従来型の業績軸の経営指導では中小企業を救えていないこと、そうした中で幸せ軸の経営を実践している企業はたくましく存在感を放っていること、といった点について共通認識を図ります。

  • 今、最大に問われる「業績軸」か「幸せ軸」か

講演会の中でも評価が高いのが、実態分析です。人的資本経営とかパーパス、ジョブ型といった流行りの経営用語に踊らされることなく、幸せ軸の経営であるならば24の経営面の切り口から、このような実態になるということを業績軸の経営と対比していきます。

  • 人本経営の実践法、始め方を学び行動に移す

講演の4部は、人本経営とは何かの完全理解、そして指導先の成功事例に学び実践のイメージを明確にしていただきます。さらにはスタートアップとしての7つのステップをお示しして、講演後すぐに行動につなげていただけるように参加者の動機づけをして締めていきます。

地域の未来は、青年経営者である貴方の腕にかかっている

いかがでしょうか。90分の講演が一般的です。これをお読みいただいている青年経営者や次世代リーダーの皆さん、貴殿が所属ししている経営者団体で、人本経営の実践をテーマにした講演会を企画いたしませんか。間違いなく地域に希望を灯し、新しいうねりを起こすきっかけになることでしょう。実現していくためのご協力は微塵も惜しみません。なんなりとご相談ください。一燈照隅、萬燈照国、その手で実現していきましょう。

連絡先 → svc-post@sharedvalue.co.jp

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