人本経営水先案内人小林秀司サイト

今週、人を大切にする経営を組織に息づかせ、幸せ軸の企業文化、組織風土を醸成し、永続を実現するための実務が学べる「人本経営実践講座」の開講時期となっております。

東京は24日、大阪は26日にそれぞれ10期がスタートしています。

大阪はすでに定員となりましたが、東京では、まだ受講が可能です。

ご存じのとおり、わが国は、生産年齢人口である15～64歳の層、すなわち社会の中核をなす労働者・消費者が、そして後継者となる経営者が5～6割しかいなくなる世界の真っただ中にあります。既にピークの1995年からの25年で実に東京都民に匹敵する1208万人近い労働者と消費者、後継者候補が日本から消失しています。今後、さらに、これまでの減少スピードの3分の2の速さて2500万人以上減り、2050年にはついに6000万人割れと予測されています。

業績軸から幸せ軸への変革はもはや不可欠

社会のあり方が変わったのに、規模の経済を追い続ける従来型の業績軸の経営は、もはや持続性が極端に低くなってしまいました。この30年で企業の数は、最盛期の約6割にまで減りました。右肩上がりから右肩下がりの環境下へとわが国は完全に変貌したのです。急成長、急拡大を目指す業績軸ではなくではなく、安定成長、年輪経営を志す幸せ軸のあり方が持続可能性を高められます。

15年前から、弊社では業績軸から幸せ軸へ経営の変革の必要性を訴え、これまでに167社にご指導、ご支援をさせていただきました。圧倒的に多くのお客様の会社では、「あの会社の社員として働いてみたい」と次から次へ求職者がやってきて、いい人の採用ができ、その後定着して、「スタッフの笑顔や応対がよく商品も心がこもっていて満足だからまたあの店に行こう」と繰り返し、繰り返しリピートしてくれる集客を実現しています。

右肩下がりの環境下にある現代企業における持続可能性の鍵は、「採用の成功」「低離職率」「好業績」という結果を残せるかどうかではないでしょうか。それを実現できるのか幸せ軸の経営なのです。業績軸から幸せ軸へ、この変革を実現できる企業こそ、この先、持続可能性を高めていくことを実現できるのです。どう考えても、もうこれが正解といえる時代になりました。

「似たようなことをしています」が最も危険

「人本経営ですか？当社も似たようなことをしていますから」今、これが最も危険です。例えば近年、人本経営に似た表現で「人的資本経営」という言葉がメディアに踊り始めています。しかし、それは依然、業績軸の経営スタイルなのです。ジョブ型はもっと業績軸です。実態が幸せ軸になっていないと、いい会社をつくるといっても、結果は昨日と変わらない明日がやってきて、貧して鈍していく未来が待っているだけです。

人本経営が唯一の幸せ軸経営実現の方法論というつもりはありませんが、寸分たがわず「幸せ軸」です。そして確かな実績があります。そして、どうすれば実現できるかということをどんな会社でも実現できる実務をつくりあげてきました。実践してくださっている会社は、確実に良い変化がもたらされ関係の質が良好化、去年より進化した今年、さらにより理想に近づく来年、すなわち好結果を手に入れています。

重要になってきた経営参謀の選択

幸せ軸経営を実現するための助言指導できる専門家の言質に耳を傾けられるかどうか、これが重要です。少なくとも、そうした専門家がそばにいなければ、津波のような勢いの「既往のしわ寄せ」に巻き込まれ、沈んでいく未来が待っているのです。人を大切にする経営を指南できる専門家は非常に少ないということが現実です。経営者の皆さん、特に東京都周辺の方、一度でいいので人本経営について真摯に向き合ってみてください。きっと視界が良好になり、将来への展望が明るくなるに違いありません。

一日も早く幸せ軸へ舵を切る

生産年齢人口の減少は、あらゆる産業を斜陽化させています。本当に業績軸から幸せ軸への転換は待ったなし、どころか遅れは許されない状況になってきています。一日も早く、この人本経営が標榜する「幸せ軸」の会社づくりに取り組むことが、今を生きる経営者にとって、成功のための絶対的な選択肢であると信じて疑いません。東京10期人本経営実践講座はスタートしましたが、来月からが本格的な学びの場となります。今からでも参加していただくことで大いに得られるものがあることでしょう。

第2講の開催(5月22日)前に、スペシャル企画として「人本経営の始め方」をお伝えするオンラインセミナーを開催（参加無料）いたします。この機会を逃すことなく果断な行動をぜひともしていただきたく存じます。

 

スペシャルオンラインセミナー「人本経営の始め方」

特設サイト

https://jinponstartup.hp.peraichi.com/

【お知らせ】――――――――――――――――――――
おかげさまで新SVC通信は、発刊1000号を迎えることができました。

これを契機に、さらに人を大切にする人本経営について
伝道していく使命を色濃くしていきたいと考えています。

つきましては、しばらくの猶予期間を経て
今後は以下の配信申し込みをしていただいている方限定で
配信させていただくことを予定しております。

バックナンバーも同時に限定化していく予定です。

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