第1022号 これからの時代に企業の盛衰を決定づけること

第1022号 これからの時代に企業の盛衰を決定づけること

これからの時代に企業の盛衰を決定づけること

東京商工リサーチが1月15日に発表した報道によると、
2023年の企業倒産件数の増加率は31年ぶりの高水準で
10産業すべてで前年を上回ったといいます。
つまりあのバブル崩壊後の余波の倒産増加率よりも上回っているということです。

50年は続くとみられる生産年齢人口の極端な右肩下がりは、
市場から働き手、そしてお客様を容赦なく消失させ、わが国のほとんどの産業を斜陽化させています。

社会のあり方が変わったのに、規模の経済を追い続ける業績軸の経営は、
もはや持続性が極端に低くなってしまいました。

まず価格競争をしていては大企業に中小企業が抗えるわけがありません。
労働者と消費者が減少し続けている右肩下がりの経済環境下にあっては、
それらの人々に価格以外で選ばれる存在になるより方策はないのです。

現実に、規模は小さくとも、人に困らない、そして、お客様がついてくれる会社では、
「あの会社の社員として働いてみたい」
と次から次へ求職者がやってきて、いい人を採用することができ、
「スタッフの笑顔や応対がよく商品も心がこもっていて満足だからまたあの店に行こう」
と繰り返し、繰り返しリピートしてくれる集客を実現しています。

なぜ選ばれているのか

選ばれるキーワードは、「幸せ」の提供をしていること、これに尽きます。
業績、それを形成する売上、利益が必要であることはいうまでもありません。
業績は企業に関わる人々を幸せにするために必要だからです。

しかし、それは手段であって目的ではありません。
このことを1ミリもブレずに実践していくのが、幸せ軸の人を大切にする経営です。
幸せ軸で社員一人ひとりにやりがい、働きがいを感じてもらい、
お客様に選ばれる社風、企業文化の醸成し、
企業体としての総力を高めていくことが必要不可欠になってきました。

業績軸から幸せ軸へ、この変革を実現できる企業こそ、
この先、持続可能性を高めていくことを実現できます。

正解は確定した

どう考えても、もうこれが正解といえる時代になったのです。
人本経営が唯一の幸せ軸経営実現の方法論というつもりはありませんが、確かな実績があります。
そして、どうすれば実現できるかということをどんな会社でも実現できる実務をつくりあげてきました。
実践してくださっている会社は、確実に良い変化がもたらされ、
去年より進化した今年、さらに今年より理想に近づく来年を手に入れています。

このことは業種や地域、規模には全く関係ありません。
成功したクライアント企業は、斜陽産業、人口減少著しい過疎地域、社員数もまちまちであるから、
そのことは断言できます。

何が差を分けているか

人本経営に成功し、人々を幸せにして、今、輝きを増している企業に蘇らせた経営者は、
それらのいい訳をしていません。
いい訳をしている暇があったら、その時間を愚直に幸せ軸へ会社を向かわせる努力をしています。

つまり、はっきりしています。
これからの時代の企業の盛衰は、経営者の本気度にかかっているのです。
本気で業績軸から幸せ軸へ経営の舵を切る決断をもち、
人を大切にする経営実践のノウハウに耳を傾けて素直に行動していくかどうか、
これで決まるのです。

【お知らせ】――――――――――――――――――――
おかげさまで新SVC通信は、発刊1000号を迎えることができました。

これを契機に、さらに人を大切にする人本経営について
伝道していく使命を色濃くしていきたいと考えています。

つきましては、しばらくの猶予期間を経て
今後は以下の配信申し込みをしていただいている方限定で
配信させていただくことを予定しております。

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