第927号 エンゲージメントサーベイに最適なSVCの「社員意識調査」
2022.2.7
エンゲージメントサーベイに最適なSVCの「社員意識調査」
「人的資本経営」を巡る議論を考察すればするほどモヤモヤしてきています。
企業社会がヒト重視の経営体制へ改革していくのは、
人を大切にする人本経営を提唱してきた身として、
もちろん歓迎しています。
ところが、生産性や持続可能性、企業価値の向上といった議論ばかりが目立つので
違和感がぬぐえないのです。
目的は、社員の幸福度の増進実現が第一である
「人的資本経営」の導入によって絶対に実現されなければならない事象は、
企業経営において、もっとも近いステークホルダーである社員の幸福度が増進されていくことであり、
そのための議論でなければ意義がないと感じます。
もし、それ以外に最優先の目的があるということなら、
当方は「人的資本経営」については受け入れられません。
「人的資本経営」の国際基準としてISO30414が提示されています。
企業における人事・組織・労務に関する情報を開示するためのガイドラインとして
11項目58指標が最低限の開示情報とされています。
人件費はコストではなく投資であるというのが、
「人的資本経営」の要旨であると理解していますが、
なぜか項目の2は「コスト」という言葉を遣い、
総労働力コストが開示指標となっています。
こういう点がモヤモヤするのです。
それでも3.ダイバーシティ 4.リーダーシップ 5.組織風土 6.健康・安全・幸福など
人本経営で重視する経営人事マネジメント項目も掲げられています。
人を大切にする経営が進展するように「人的資本経営」のサポートをはかる
こういう状況なので、
今後、焦点となってくることが確実な「人的資本経営」のメソッドについては、
是々非々で対応することにし、
これまでに蓄積した人を大切にする人本経営の実践サポートで培ったノウハウを
ステークホルダーの幸福度増進につながるという目的で活用を提案していくというスタンスで
臨んでいくことにしたいと考えるに至りました。
そこでISO30414に向き合います。
この開示項目の中で、人本経営の視点から、最も重視したいのは5.組織風土です。
指標として「エンゲージメント」が示されています。
ここをどう位置づけて開示していくかで、
はっきりとその会社の人を大切にする度合いが推し量れるのではないかと感じます。
SVCの「社員意識調査」結果は、エンゲージメント係数として最適
「人的資本」の情報開示をしようと企図している経営者、ご担当者の方に、
このエンゲージメントの指標として弊社が開発した
「社員意識調査」結果を開示されることを強く推奨いたします。
【推奨理由】
・社員の幸福度の充足度合が明らかになる
・その結果がもたらされている経営人事マネジメント上の要因が推し量れる
・どうすればエンゲージメント度を高められるか、今後の課題が明確になる
エンゲージメントは会社と社員が互いに必要とされ、
共に成長できるような絆(エンゲージ)を堅くしていく組織開発の考え方です。
米国の調査会社であるギャラップ社では、
働きがい、やりがいを感じて『熱意あふれる』社員が多く
幸福度の高い組織とはどのような状態であるか、
1000万人の顧客、300万人の従業員、20万人のマネージャーを対象に大規模調査をした結果、
企業と社員のエンゲージメント度合いを強く堅くするのは
12の要素に特定できたと報告しています。
このギャラップの調査結果や
800社にわたる人を大切にする経営成功企業の経営人事面での特徴を反映させて
50の設問を用意しています。
人を大切にする経営を実現していくうえで、
最も要となる会社と社員の「関係の質」の状態が明確に指標化されて
アウトプットすることができます。
あとで後悔しない、間違わない「人的資本経営」の形成導入のために、
ぜひ、弊社の社員意識調査をエンゲージメントサーベイのツールとして
お役立ていただければ幸いです。
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