第897号 すべてのビジネスパーソンへ 人生を人本経営しよう
2021.6.21
すべてのビジネスパーソンへ 人生を人本経営しよう
人本経営に出会い、人生が大きく変わりました。
消えかけていた社労士という仕事に対する情熱をほとばしらせてくれました。
自己中心的となり冷めかけていた家族との関係を
かけがえのないものに絆を堅くしてくれました。
素敵なお客様との出会いとご縁を次々ともたらしてくれました。
今、幸せを実感できている自分がいます。
改めて感じるのは、幸せを紡ぐ人としてのあり方、
それが人本経営なのだと心から思えることです。
会社をよくするだけにとどまらない人本経営のパワー
そして、このことは、人本経営は単に会社経営にとって望ましい
永続という結果をもたらすだけの効果にとどまらず、
それを実践している社員一人ひとりに、
豊かで幸せな人生をもたらしていくということを知らしめてくれます。
社員なのに経営?と感じるかもしれません。
実は、近年、人本経営実践講座には、経営者よりも社員の方の参加が増えています。
これは意図した訳ではないのですが、人本経営が素晴らしいと心から感じてくださった経営者が、
ぜひ社員にも学んでほしいと受講する機会を提供するケースが増えているからです。
さらに多くの先輩が学び、人本という言葉が日常的になっている職場では、
役職が与えられ、人のうえに立つ立場になる自分にとって必要だと感じるからと志願して
参加してくる方もおられます。
そして10か月間、受講し終わった時にこのような感想を届けてくれます。
「(人を大切にする経営のあり方を)肌で感じる。そして頭で理解してやってみやすい。」
「自分の中に感覚として残った。良心が育てられ、シンプルに楽しい」
「受講後、いい気分で家路につける」
「自分は経営者でないけれど、自分が影響及ぶ範囲で会社をよくしていくことはできている」
実際、その社員は利他の心で顧客との関係性を高めて喜んでもらう行動をして
売上が倍増という結果を得たというのです。
ここに至り、人本経営には、人を幸福にする普遍的な効能があると確信いたしました。
人生を人本経営する
一人ひとりの人生にとって、人本経営の実践によりもたらされる幸福は、計り知れないものがあります。
関わるすべての人との関係性を好転させる最強の経営手法
「人本経営(じんぽんけいえい)」の極意を個人生活の場面に落とし込んで伝道していくこと、
それが新たなステージとして視界が開けてきています。
人本経営という生き方を自分のものにして
豊かな人生を歩んでいくビジネスパーソンを増やしていくことが新たな目標として加わりました。
もともと経営とは仏教用語であり
「自分の人生をどう営んでいくか」「自分自身をどう生かすか」という意味です。
“経”とは「筋道(道理)を通すこと」であり、“営”は、それを「行動に現す」こととされています。
経は織物でいえば経(縦)糸のことで、
縦に筋がしっかり通っている様子(正しい筋道、正しい道理)を示していて、
それを文字通り、日々営々と営んでいくから、「経営」となる訳です。
人生を好転させる最強で幸ある人本経営という生き方をすべてのビジネスパーソンに
自分の人生にとって、一番近い間柄の人たちとの「関係の質」をよくしてくことから人本人生は始まります。
そうすると家族関係だなと感じるかもしれません。でもちょっとまってください。
他者、相手に向かう前に、もっと近い人がいるということを思い起こしてください。
家族より近い人、そう、それは自分自身です。
まず大事なことは、相手との関係を考える前に、自分自身の心の状態を整えておくことです。
よかれと思って相手にしても、期待していた反応が返ってこないことがよく起きます。
自分以外に全く同じ価値観を持った人格はいません。
だから人生は思い通りにならないことが当たり前で、
相手の行動に感情的に反応していては、いい関係の質はうまれてきません。
見返りを期待せずに、よかれと思ったことをしていきましょう。
相手が喜んでくれたら儲けものぐらいの感じでいいでしょう。
予期せぬ反応がきた時がポイントです。「そうきたか」、それはどうしてだろうと思考してみましょう。
この心がけだけで相手の反応に対して感情的にならない自分がいるはずです。
そして、ではこうしてみよう、と次の行動に移ることが出来ます。この繰り返しです。
この間(ま)、ためが自分の人間力を向上させ、その積み重ねが相手との関係の質をよくしてきます。
今日から実践してみませんか。
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