第892号 DMを使用しなかった講座集客、その結果は?!
2021.5.17
DMを使用しなかった講座集客、その結果は?!
人本経営実践講座、東京8期、大阪7期が無事開講しました。
講座を開設して、というより前職から考えても受講者を募る教育系講座の企画を30年以上してきて、今回初めて、集客をはかるのに講座のパンフレットを印刷してDMを送るという販促活動を行いませんでした。
信じがたいことですが、事実です。もっぱら、ネットでの告知活動に専念をいたしました。
この通信を購読していただいている皆様、これまでに名刺交換をさせていただいた皆様へのメールでの情報提供、Facebookのお友だちへのご案内、ネット上のセミナー告知サイトの活用をさせていただきました。
結果は、対前年1.5倍の集客増となりました。
コロナ禍に見舞われていなければ、絶対に実現していなかった成果です。この1年間、リアルでの新規集客はまったく不可能となりました。去年の今頃は、途方に暮れる日々が過ぎていきました。
それでも出来ることはやろうと、かなり早い段階でZoomの活用にチャレンジしていきました。
以前から交流のあったR社からも、こんな時代だから元気になる人本経営の話をしてほしいという要望もあり、自宅から発信し、YouTubeでの配信も行いました。パソコンの画面から自分の番組が放映されることに、なんとも面映ゆさを感じることも度々でしたが、結構いけるという手応えをつかんでいきました。
■相性がよかったZoom
当方の講座やセミナーにご参加いただいた方はご存知のことですが、講義ではパワーポイントの資料を多用します。お伝えしたいという気持ちが勝り、ついつい文字が多くなり、資料をレイアウトしてくれているスタッフからは、けっこうブーイングが出ることもしばしば(笑)ですが、参加者にはよい復習ができると、一定の評価をいただいていております。
リアル会場ですと、プロジェクタからスクリーンに投影してレクチャーを進める訳ですが、どうしても後方の座席では、特にスライドの下のほうが見えづらいという難点がありました。
しかし、Zoomによるオンライン講義では、「画面共有」という機能があり、スライドをパソコンの画面いっぱいに映し出し、ページアップしながら進めることができます。
つまり、参加者は、リアル会場でいえば全員が最前列真正面の場所に着席して受講していただいているのと同じ状態となるのです。学習効果的には、これは申し分ない結果を得ることになりました。
実際、昨年、期せずして全カリキュラムをオンラインで受講することになった東京7期生がおりますが、まったく問題なく学ぶことが出来たという受講後の感想をいただきました。文字が多いスライドを使用している人本経営実践講座には、「画面共有」機能は極めて有効なツールだったようです。
■ワークもサクサクいけた
また、講座では体験ワークを多用していきますが、これについてもZoomでは「ブレイクアウトルーム」という機能があって、参加者が少人数単位でグループをつくって個別に対話や作業ができる時間を演出することができるのです。
例えば、合意形成をはかる対話のワークなどは、一定時間、小部屋にてグルーブ単位でワークをしていただいたのち、元の状態に戻って再び全員で結果のシェアをする、というリアルと全く同じ進行で講義を進めることが可能です。
結果の報告についても、「画面共有」機能を使って、エクセルなどで作成した結果シートに入力しながら、臨場感のある学びを体感できます。
■先端技術を大いに取れ入れよう
この1年でオンラインの可能性を、まさに身をもって体感し、販促もネット集客オンリーに絞って行ったという訳です。そして、体験してもらうのがいちばんと「人本経営実践講座オンライン体験セミナー」を10回開催し、50名の方にご参加いただきました。日本全国各地から気軽に参加ができるというのもZoomセミナーの魅力であり利点です。おかげ様で大変ご好評をいただいております。
文明の進歩は臆せず経営に取り入れるべしと伊那食品工業の塚越寛さんは提言されていましたが、その意味が分かる気がしました。Zoomは中国人起業家だから危険ということを言う輩がいますが、馬鹿げています。情報が盗まれる?人本経営のノウハウが中国に盗まれるなら大いに結構です。どんどん盗っていってほしいくらいです(笑)。
さて、この体験オンラインセミナー、今月も今日から複数回開催します。ぜひご参加あれ。
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