素晴らしき人本の世を守れるか

自分が幸せでなければ、周りを幸せにすることはできない。
強くてたくましいからこそ、人に優しくすることができる。

その通りだと感じます。障害があっても、人が究極の幸せを感じられる「働く」ことができる環境をつくり続ける皆働社会の実現を目指して、日本理化学工業を立派に成長させた故大山泰弘さんは、ビジョンとして次のことを掲げられていました。

日本一強く、優しい会社を目指す。
経営的にも強く、精神的にも強く、
人に優しく接することができ、
人と環境に優しい商品を作り続ける。

「強く」そして「優しい」、この2つの言葉が、この短いセンテンスの中に、それぞれ3回も使われています。いかに、それに対する思いが込められていたかということが伝わってきます。
当通信でも、何度も取り上げてきましたが、人本経営のレジェンド、伊那食品工業の塚越寛さんが、社是で掲げた言葉も全く同じであることが確認できます。

伊那食品工業　社是
いい会社をつくりましょう
～たくましく そして やさしく～

日本を代表する「いい会社」のこの一致点は見事というほかありません。

伊那食品工業へ視察に赴かせていただいた折、塚越寛さんがご講話の中で、「やさしい」ということについて語られていました。

漢字では、「優しい」と書きます。

にんべんに憂と書いて「優しい」。憂いとは、自分の悲しみだけではなく、他人の悲しみや痛みを感じる心のことです。人が憂える心をもつことが「優しい」の語源となります。

すぐれている＝ 優れている。優しいことは人間として優れているということを表しています。

そして、それに秀でていると優秀と呼ばれるのです。

頭がいいとか、体力に勝っているとか、金持ちであるということが優秀ということではなく、人のことを慮り、憂えることに秀でているから優秀ということです。

人のことを慮り、憂えて行動することを利他といいます。

その利他の行動こそが、人の役に立つこと、人に必要とされること、人からほめられる（感謝される）こと、そして、人から愛されることの究極の4つの幸せを生み育んでいくのです。

大山さんは著書『利他のすすめ』の中で、次のように言及されています。

「一見、自己犠牲のようにみえるかもしれません。しかし、それとは正反対です。むしろ、人の役に立つことで、私たちは幸せを感じることができます。人間はそのようにつくられているのです。そして、その幸せを追い求めて「利他」を愚直に積み重ねることによって、個性や才能が磨かれ、ついには自己実現にまで至ることができます。「自分が、自分が」と自己中心主義で生きるよりも、ずっと強く生きることができるのです。」

素晴らしい世界観で、本当にそうありたいと願います。人が大切にされ、人が中心である世の中であればこそ、そうして幸せは世界の隅々に行き渡っていき、人本の花は咲き誇ります。

しかし、共産主義や国際金融資本が社会にのさばり、跋扈するようになれば、自由で民主的な平和な社会は蹂躙され、人本の花が枯散ってしまうリスクが高まります。今後の世界秩序を決定づけるであろう米国大統領選挙に関して、今起きている真実・真相を報道することを大手メディアが遮断するという異常事態が発生し続けています。そして、その規制や制限はついにネットにも及び始めています。後世に禍根を残さないためにも、目を凝らして、今後の行方を見守らなければなりません。

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★2020年12月11日（金）年末特別企画ライブ『パパラギダイビングスクール、奇跡の復活劇に学ぶ』開催

コロナ禍にあって2カ月の営業停止からＶ字回復を遂げたパパラギダイビングスクール。
集客サービス業でこのケースは、本当に奇跡的なことです。

でも、そうなる理由がありました。

ひとつは人本経営の力で、全員一丸となったこと。
もう一つは、ネットを通じた新規集客の成功です。その8割がネット集客です。
経営者である株式会社テクニカの松本行弘さんをお招きし、コロナ禍でどのように人本経営を実践したか、また、ネット集客のノウハウについて学ぶ特別企画セミナーです。

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ハイブリッドセミナーとなっており、会場／オンライン、どちらでも参加可能です。

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