第869号 続 米国大統領選に思う
2020.11.24
続 米国大統領選に思う
前々号で、2020の米国大統領選についての考察はし終わったところですが、その後の状況をふまえると、どうしても腑に落ちないことがたくさん出てきて釈然としない気分になります。
米国、そして日本の主要メディアは、バイデン氏が選挙の結果、次期大統領として選ばれたという結論で報道のトーンは一貫しています。しかし、トランプ氏、そしてその陣営は選挙には重大な不正があり、正しい再集計を求め最高裁での決着にむけて、依然として一歩も引かずに闘争しています。
往生際が悪いという意見はあるものの、いくつかの出来事は、トランプ陣営の言い分にもっともだといいたくなる事実があります。
開票集計の終盤、その行方によって最終結果が決定的といわれた激戦州、ミシガンやウィスコンシンなどで最後の最後で突如としてバイデン票が垂直に立ち上がり、勝利を得たという事実。さらに、その開票を進めていた開票作業所に突然目隠しがされたという事実。
この二つだけでも、正しく開票がされたのかという疑念を持つに十分ですが、より決定的な疑惑はドミニオンという票集計ソフトの設計会社の経営者はバイデン政権移行チームの基幹メンバーになっていて集計に関して不正を行っているのではないかというものです。トランプ側の弁護についているジュリアーニ元ニューヨーク市長や凄腕といわれる弁護士パウエル氏は、山のように証拠をもっていて、まもなく真実は明らかにされると息巻いています。各州の裁判ではトランプ側の訴えは多く退けられ、トランプ側の旗色は悪くなってきている様子ですが、最終的には最高裁判所がどうジャッジするかにかかってきます。
トランプ大統領は、ほとんどのマスメディアから敵視されており、こうしたトランプ陣営の主張はほとんど抹殺されています。もっぱらネットでの情報により、状況が明らかにされてきています。ネットが社会に普及していなければ、世の中は確実にバイデン大統領で事実が積み重ねられて動いていたことでしょう。
なぜトランプ氏はメディアと対立しているかというと、それらの多くは、ディープステートといわれる大きな力によって支配されているからだとトランプ氏はこの4年間、主張し続けていました。そんな滑稽な話はいかがなものかということでまともに取り上げられてきませんでしたが、確かに偏った報道は存在しますし、その大きな力には中国共産党も深くコミットしているとして、第1期の任期の後半は、もっぱら中国との戦いに勢力を傾けていたことは周知のとおりです。米国が自由民主主義を守れるのか、全体共産主義に飲み込まれて行ってしまうのか、それが、今、繰り広げられている米国大統領選の実相だとしたのなら・・・
スイスが示している民間防衛によれば、武力を使わなくても、メディアを掌握し、大衆の意識を操作し、テレビ局などの宣伝メディアを利用して自分で考える力を奪っていくことで、国を意のままに支配することが出来るようになることに留意せよと警告しています。
自分の頭で考えて、今、起きていることを判断していきたいと改めて思うのです。
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