第839号 未曾有のコロナ災禍下スペシャル企画 日本の針路Ⅸ 信頼できる情報
2020.5.1
未曾有のコロナ災禍下スペシャル企画 日本の針路Ⅸ 信頼できる情報
(前号より続く)
■信頼できる情報をつかむこと
情報通信技術が発展しつくした現在、ありとあらゆる情報が世の中にあふれかえっています。情報は量ではなく質がはるかに重要です。
■人口100万人あたりの死者数
感染者数、死亡者数の増加が毎日報道されていますが、客観的にとらえることが必要です。
世界的にみてどういうことがいえるのか。このページの下部にある表は、人口100万人あたりの死者数を主要25か国で比較したグラフです。
コロナに感染したとしても、日本は死に至る確率が、世界の先進国に比べて桁外れに低いのがわかります。
このことからいえることは、日本は過剰自粛する必要はないということです。まるで米国や欧州のように多数の死者が出ているかの如き煽り報道や政策誘導は本当に良くないといえるのです。戦況を的確に伝えなかったかつての大本営と同じで、社会を混乱に巻き込むリスクがあると認識すべきです。
そうはいっても、自粛が緩むとまた感染が広がるかもしれないと不安になるかと思います。そこはわが国の専門家と会議を重ねて決断をしている政府の判断に委ねていく必要はありますし、従うべきと考えます。それといたずらに過剰に自粛行動をしていくこととは分けて、冷静に行動していきましょう。
■パンデミックで人類は滅亡していない
過去、様々な疫病に人類は見舞われてきました。その度に多くの人命が失われるという辛い出来事に直面しましたが、過去全てのパンデミックを克服してきているので現在がある、という絶対的な事実をふまえておきましょう。近年では100年前のスペイン風邪が最も甚大な被害を世界に与えましたが、それでも世界は復活しています。大丈夫、何とかなるという気持ちと何とかしようとする行動が、我々に与えられた武器といえるでしょう。
(以下次号に続く)
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