第1003号 人本経営まつり、開幕迫る
2023.9.4
人本経営まつり、開幕迫る
「人本経営まつり2023」が、いよいよ今週に迫ってきました。
1997年に起業し社労士として邁進してきました。
当時、バブル経済の崩壊のダメージは企業に大きく後遺症を残していました。
サービス残業や名ばかり管理職、偽装請負といった労務問題が多く発生し、
困った会社からの相談がとても多く舞い込みました。
助けてあげようと懸命に労働トラブルの解決の仕事をしていきました。
前年に労働裁判まで起こされた会社でまた似たような労働問題が勃発し
社員を解雇したいと相談してきました。
このとき、「いったい、自分は何をしているんだろう」と
社労士の仕事に疑問をもってしまいました。
それまでも、モヤモヤとしていましたが、
紛争を解決しても少しも会社がよくならないことに、
さすがに決定的な違和感を覚えました。
「人の専門家として国家資格が与えられている社労士が
労使紛争の解決に明け暮れていては駄目だ、それは弁護士に任せておけばいい、
自分たちは労働トラブルのない健全健康な職場づくりに貢献していかなければ、この仕事の未来はない」
経営理念の重要性に気づくまで要した10年間
覚醒したのは2008年のことでした。
起業して10年経って、ようやく社労士の目的、
そして会社の経営理念の重要性にたどり着いたのです。
そして模索の日々が続きます。
紛争を起こしている経営者に対して、
「会社側にも落ち度があるので改善を試みたほうがいい」と進言すると
顧問契約を解除されることもありました。
ではどうすればいいのかという明確な答えをもっていないので、助言は空回りしていました。
しかし、この年の3月に恩書「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会い、
はっきりとなすべきことのイメージが出来上がりました。
人を大切にする人本経営に成功するための実務を考案し、
お客様に実践していただき健全に持続可能性を高めていくサポートをすることでした。
人本社労士の誕生です。
初回の大成功が今の自分をつくってくれた
それから2年が経ち、ノウハウを書籍「元気な社員がいる会社のつくり方」にする幸運に恵まれました。
この本はたくさんの良縁をもたらしてくれました。
上梓後すぐに感想をいただいたのが大阪の株式会社ヘッズの暮松邦一社長でした。
意気投合し、2010年からサポートに入り、
全社員で人を大切にする経営をヘッズの企業文化にしていくことができました。
いちばん最初の人本経営の水先案内が大成功したことで
すっかり自信をつけさせていただきました。
そして、そのヘッズさんの取り組みが出版社の目に留まり、
本年、書籍「小さな会社は人を大切にする経営で成功する」として上梓されたのです。
こんな達成感、人本社労士としての誉れはありません。
きたる9月6日の人本経営まつり2023では、メインは暮松社長しか考えられません。
当日は4部構成としていますが、第1部の記念講演の講師、
そして第4部のパネラーとして招聘をさせていただきました。
大変有意義なお話になること請け合いです。
また病気やケガで長期間働けなくなった社員に対して、
所得の損失を補償する企業向けの保険GLTD(団体長期障害所得補償保険)について
第一人者フィナンシャルリバティ株式会社代表取締役の瀬川和哉さんによるセミナー、
株式会社リクルートライフスタイルCSカレッジ長山田修司さんがモデレーターを勤め、
ぜんち共済株式会社の榎本重秋社長、暮松社長、小林がパネラーとなるパネルディスカッションと
盛りだくさんな内容となっています。
イベントでは集大成として「幸せを実現する実務」と題して
小林秀司も講演をさせていただきます。
弊社主催の大型ライブイベントは、これをラストにする気概で当日はのぞみます。
ご期待ください。
【お知らせ】――――――――――――――――――――
おかげさまで新SVC通信は、発刊1000号を迎えることができました。
これを契機に、さらに人を大切にする人本経営について
伝道していく使命を色濃くしていきたいと考えています。
つきましては、しばらくの猶予期間を経て
今後は以下の配信申し込みをしていただいている方限定で
配信させていただくことを予定しております。
バックナンバーも同時に限定化していく予定です。
まだ配信登録されていない方は、
これを機にご登録をしていただきますようお願いいたします。
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