第872号 パパラギダイビングスクール、奇跡の復活劇に学ぶ

第872号 パパラギダイビングスクール、奇跡の復活劇に学ぶ

パパラギダイビングスクール、奇跡の復活劇に学ぶ


長く記憶に残るであろう2020の年末を締めくくるイベント「人本経営オブザイヤー2020 パパラギダイビングスクール、奇跡の復活劇に学ぶ」を先週開催いたしました。社会情勢に鑑み、初のZoom活用による完全オンラインセミナーとなりました。

これまでの感覚からすると3分の1程度の集客にとどまり、主催者としてはそこは残念な結果となりましたが、パパラギダイビングスクールを経営されている株式会社テクニカの松本行弘社長の実践とその結果に基づく2時間の濃厚な内容で、ご参加された方にとって得るものがとても大ではなかったかと感じています。

小林自身の学びと気づきをダイジェストしてみます。

■人本経営が根幹にある企業は強い

営業停止を余儀なくされ未収入になるという事態にあっても、松本社長は「コロナだろうが何だろうが、一番大切なのはスタッフだ」と、社員一人ひとりに安心感を与え、サポートに徹底することを怯まずに行動しています。皆が幸せになっていく人本経営の素晴らしさに触れ、これだと心に決めて経営のかじ取りをしている経営者の強さを改めて感じました。強くて逞しいから、人に優しい行動ができるのです。

人本経営に対する確信が、経営にとってマイナスな出来事が生じたときに、経営者にプラスの認知を引き起こす作用があるのだと気づきました。人本経営浸透の度合いが濃ければ濃いほど、それがなお一層強く出るのです。

この習慣が身についているのですから、行動に対するスピード感が出ますし、周りへプラスの波及が広がりやすくなり、ピンチになればなるほど人本経営の現場では関係の質が高められていくのです。改めてすごい経営だと学びになりました。

■やはり2:6:2の底上げをしていた

松本社長のお話の中で、「出来ないスタッフを責めることはしない。出来ないのはまだ組織に仕組みづくりが出来ていないととらえるようにしている」というくだりがありました。

松本社長は、出来なかったスタッフを会社が出来るように改善していくことは、その分“伸びしろ”があると捉えていると明快に語られていました。

人本経営のあり方の普遍性の法則をまた一つ発見したという思いとなりました。

■企業の強さは利益体質であるということ

経済のない道徳は持続性がある訳がありません。ですから、松本社長は集客に対して高いモチベーションをもち、自ら実践されています。

「海の素晴らしさを知らない人生なんて信じられない。素晴らしさを徹底的に訴求していき、海に関心を持ってもらえたなら、パパラギでダイビングをすることがお客様にとって一番幸せ」という思いをネット上での集客に反映させていると熱く語られていました。

これは、すぐにTTP(徹底的にパクる)することが出来ました。

「人本経営の素晴らしさを知らないで経営者が人生終えるなんて信じられない。これからさらに人本経営の素晴らしさを世の中に強く発信し、たくさんの経営者に気づいてもらう。そして学ぶならSVCで人本経営実践講座を受講することが一番幸せになれる」という思いを、今後の集客活動のモチベーションにしていこうと決めました(笑)。

■ネット集客の成功が企業存続の鍵となってくる

世の中変わったのだと受け入れ、不易流行の精神で乗り切るしかありません。今回のセミナーでは、松本社長ご自身が実践されてきたネット集客に関しての基礎知識や実践法について、そのノウハウを披露していただきました。

広告費はどのくらいかけているのか尋ねたところ「月30万から50万くらいかな」とのことでした。パパラギではすでにチラシを作成して見込み客リストにDM送付するという伝統的な販促手法は一切せず、ネット集客オンリーということでした。それでも大きな成果が上げられています。

これは大いに刺激になりました。冒頭に申しましたように弊社では集客状況に異変が出ています。しかし、これを環境変化のせいにしていても仕方ありません。今後はネット集客に注力し、現状突破していこうと強く決断することが出来ました。チャレンジしていきます。

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