第1027号関係性の質のレベルを高める「特性」とは 発信いたしました。
2024.3.4
関係の質のレベルを高める「特性」とは
最近、組織風土を健全にしていくために実施している「社風をよくする研修」において 評判のいいメニューがあります。 それは、それぞれの特性(持ち味)を認識して、仕事上での関わり方に工夫を加えて、 職場での関係の質向上に寄与しようというものです。 人同士のつながり(関係)の質は、以下のレベルがあるとスコラコンサルトでは解析しています。 レベル1 知っている レベル2 話はしている レベル3 理解している ← オフサイトミーティング 交流型ジブンガタリが有効 レベル4 共通認識がある ← 特性の理解 レベル5 寄り添える ← 特性を活かす レベル6 利他の精神を発揮している レベル7 付加価値を創造している レベル1は、同じ会社に勤めているから当然その人のことは知っているという状態。 レベル2は、その人とは職場も近いので話したことがあるという状態です。 実はこのレベルの関係性のまま普段の仕事を遂行している職場は意外に多いのではないかと思われます。 成果主義の強い業績軸の職場ではまずそんな感じではないでしょうか。実にもったいない状態です。 ここでお互いの人となりを理解するレベル3の関係になっていけるかどうかで 組織風土の健全性は一段高まります。 その実現を図るために効果的なのが、スコラが開発したオフサイトミーティングの交流型ジブンガタリです。 これについては第1011号でご紹介しました。 いくつもの会社で、この導入により、傾聴し合える関係になることで、相互理解が促進され、 活性化されていくことを確認してきました。 これを施すことで幸せ軸の職場風土が目に見えて形成されていきます。 さらにその上のレベル4の「共通認識」、 そしてレベル5の「寄り添える」の実現に非常に効果がみられるのが お互いの「特性」を知り活かすアプローチです。 スコラではトクヨン診断αを開発して、 自分にはどんな優位特性があるのかを診断できるサービスを実施しています。
特性とは
個人個人が無意識にやっている認識・思考・行動の特徴のことを「特性」といいます。 大きく「情報収集」「情報整理」「企画」「実行」の4つのどこに優位性があるかをまず自己認識するのです。 さらに職場のメンバーの特性を理解することで、 なるほど自分は、そして相手は仕事をしていて、そういう傾向があるのだと 共通認識がとてもはかられます。 さらに、そうであれば、今後はこうした点に留意して相手との関係の質をよくしていこうと 寄り添えるようになっていくのです。 ちなみに、わたし小林秀司は「企画」優位特性でまさしくという判定が出ています。 いちばん低いのが「情報収集」でした。 確かに昔から目的が不明瞭で終日、何かの調べ物を上司に命じられると苦痛でたまらなく、 「小林なら出来るだろう」と企画を任されると目をランランにして仕事をしていました。 今はまだ事例が少ないのですが、それぞれの優位特性のタイプは関連する以下のように 強い能力や思考性があることが判明しつつあります。 情報収集・・・傾聴力 ホスピタリティ 聞き役 興味関心が旺盛 知りたがり 情報整理・・・問題発見力 課題設定 調整役 慎重 失敗したくない 企画・・・思考力 創造性 ゼロから生み出せる よりよく良くしたい 改善したい 実行・・・行動力 メンタル強い 回復しやすい 失敗から学ぶ姿勢 チャレンジしたい いずれまた本通信で「特性」については深堀していきたいと考えていますが、 上記トクヨン診断αは現在無料でできるので、とりあえず職場で実施してみることをおススメします。
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